社会福祉法人 善光会

創設者挨拶

 社会福祉法人善光会は、私が代表者を務めるシークエッジ・グループの「社会において活動して得た利益は社会に還元しなければならない」という理念を実現するために、株式会社シークエッジ(現株式会社シークエッジ・インベストメント)の寄付により設立いたしました。
とりわけ、介護事業の分野で社会貢献をすることは、今は亡き父(シークエッジ創業者白井辰巳)の長年の夢でありました。

 社会福祉法人善光会が日本最大級の複合福祉施設であるサンタフェガーデンヒルズを開設したことは、長年の念願を具現化するものであり、善光会にとって最初の大切な一歩であります。

 私たち善光会は、真に社会に貢献するということとは何かを真剣に考え、介護福祉の世界に新しい風を吹き込みたいと考えております。

 これまでの介護福祉の世界、特に公益法人である社会福祉法人によって運営される多くの特別養護老人ホームなどは、競争原理の働かない世界そのものであり、多くが非効率で、施設本位の運営がなされていたように思われます。

 民間会社のような競争もなければ、株主の交代にあたる制度や、非効率な会社が淘汰されるといったことがない世界であったため、真にお客様にとって最適なサービスとは何か、ということが省みられない構造であったと思われます。

 また、新しいサービスやより良いサービスをしようにも、資金調達の手段に限りがあります。 

  私たち善光会は、大きな方向性として、このような非効率な世界に、良い意味での競争原理と民間の優れた介護オペレーション、および新しいファイナンス技術を持ち込むことによって、大げさに言えばこれまでの介護の世界自体の改革者となり、真に「お客様にとっての」最適なサービスを追求して参りたいと考えております。

2005年12月
社会福祉法人善光会
創設者 白井 一成