2019 06.14

プレスリリース

スマート介護プラットフォーム「SCOP」の提供を開始

スマート介護プラットフォーム「SCOP」の提供を開始

社会福祉法人善光会
事業戦略室 広報担当
TEL:03-5464-8841

この度、社会福祉法人善光会(住所:東京都大田区東糀谷6-4-17 TEL:03-5735-8080 理事長:梅田茂 以下、善光会)は、スマート介護プラットフォーム「SCOP」を5/31(金)より提供開始致しましたのでお知らせ致します。

SCOP

スマート介護プラットフォーム「SCOP」は介護現場のオペレーション向上とサービス品質向上を目的に作られた情報管理システムです。複数の介護機器と連携しているため、介護施設に入居されているお客様のヘルスケアデータを一元的に可視化できるようになります。

また、スマート介護プラットフォーム「SCOP」は、AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)の平成30年度「ロボット介護機器開発・標準化事業(開発補助事業)」における採択課題として開発をすすめて参りました。経済産業省と厚生労働省が連携して策定した重点分野のうちの「介護業務支援」において、介護現場のニーズに基づいて介護の質を向上し、自立を支援する介護ロボット機器として開発支援を受けております。

【提供サービス】

SCOP now

SCOP Nowは介護現場で利用されているセンサー機器等と連携し、各種データを一元的に管理・閲覧できるiPhoneアプリです。連携可能なセンサー機器と併用することで、機器ごとのインターフェースを立ち上げて確認する必要がなく、SCOP Nowアプリのみで収集されたデータをシームレスに管理・閲覧することができます。

(連携可能なセンサー機器)
   ・高齢者見守りシステム 「シルエット見守りセンサー」 / キング通信工業株式会社
   ・排泄予測サービス 「DFree Professional」 / トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
   ・見守り支援システム 「眠りスキャン」 / パラマウントベッド株式会社
   ※連携機器については今後も順次拡大予定

SCOP online

 SCOP OnlineはSCOP Nowを利用するにあたっての管理機能/データ分析機能を持ち合わせたWebアプリケーションです。施設管理者が、ユーザー・介護ロボット機器の登録・管理を一元的に行えるので、介護施設ごとの状況に合わせた効果的な運用が可能になります。

【導入効果について】
SCOP Nowの導入フロアと非導入フロアの業務時間差分を検証したところ、以下の通りサービス品質の向上とオペレーションの効率化が実証されました。
●SCOP Now導入フロアと非導入フロアの業務時間差分(単位:分)

●検証結果サマリー
①手待ち時間が大幅に増加、効率化により今後、新たな業務配分が可能なベースを確認
②「食事」「移乗・移動」「入浴」等の利用者様に直接接する業務時間が増加
③「巡回・見守り」を中心に約37%の業務効率向上を実現
※上記は、3日間の夜勤業務(22:00~8:00、各日2名ずつ)の業務時間調査にて、SCOP Now及び連携可能なセンサー機器導入フロアと、SCOP Now及び連携可能なセンサー機器未導入フロアを比較検証した差分の結果です。 あくまでも実証時の一例であり、導入する全ての施設で同様の結果が出ることを保証するものではありません。

【今後の取り組み】
今回のサービスにとどまらず、介護に関係するステークホルダー同士を結びつけるプラットフォームの形成を目指しており、全体を通じて介護現場のオペレーション効率化・サービスの品質向上に繋がるサービス展開を目指して参ります。 今後、サービスリリースや機能追加等の情報については、SCOP公式WEBサイトを通じて発信していきます。

Copyright (c) 2005-2019 Social Welfare Corporation Zenkoukai. All rights reserved.

お問い合わせ