2023 03.06

お知らせ

内閣府審議会「規制改革推進会議」にて介護アウトカム・科学的介護に係る政策提言をいたしました。

社会福祉法人善光会
広報担当
TEL:03-5735-8080

 この度、社会福祉法人善光会(所在地:東京都大田区東糀谷6-4-17 TEL:03-5735-8080 理事長:西田日出美。以下、善光会)は、2023年3月6日に内閣府にて実施された規制改革推進会議(医療・介護・感染症対策ワーキング・グループ)に理事の宮本が出席、介護現場のケアの質の向上に関し、善光会のアウトカムをベースとした科学的介護の推進について提言をいたしました。 

 介護保険財政がひっ迫し、介護人材の不足が顕著となる中で、持続可能かつ質の高い介護サービスの提供体制を構築していく必要性が高まっています。厚生労働省等の政府においても、科学的な裏付けに基づく介護を進めるために、介護情報を収集するLIFEシステムを構築してきたところです。一方、LIFEデータを活用してケアの質の向上のためのPDCAを回すためには、アウトカムの評価手法が確立されていないこと、アウトカムの向上に繋がるケアが特定できていない、という課題があります。

 善光会では、各種センサーやケアテックを介護現場で積極的に活用するとともに、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)事業などにより独自の介護システムSCOP(スマート介護プラットフォーム)を開発し、データを活用した介護に取り組んでいます。
 その上で、善光会では、LIFEに格納されるデータや、SCOPによって取得したデータを用い、LIFEによるPDCAサイクルを確立するためのアウトカム評価や改善に関する研究を進めてまいりました。

 規制改革推進会議の場においては、こうした研究の紹介とともに、LIFEシステムの改善といったデータ政策、アウトカムベースの介護報酬の導入といった制度改正の両面から提言を行うとともに、善光会自身も政府とともにエビデンス構築のための研究を進めていく旨を表明いたしました。

■ 規制改革推進会議とは
 内閣府設置法第37条第2項に基づき設置された審議会です。内閣総理大臣の諮問に応じ、経済社会の構造改革を進める上で必要な規制の在り方の改革に関する基本的事項を総合的に調査・審議することを主要な任務とする会議です。

<参考サイト>
内閣府 「規制改革推進会議」

 善光会は、高齢化や技術発展等の経営環境が著しく変化する状況下において、福祉事業者や関連団体との連携強化を図り、善光会が掲げる「オペレーションの模範となる」「業界の行く末を担う先導者となる」という二つの理念のもと、持続可能な介護事業モデルの確立に貢献していきます。

社会福祉法人善光会  広報担当
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