2020 07.29

お知らせ

厚生労働省「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」へ参画します

社会福祉法人善光会
サンタフェ総合研究所 広報担当

 この度、社会福祉法人善光会(住所:東京都大田区東糀谷6-4-17 TEL:03-5735-8080 理事長:梅田茂 以下、善光会)が運営するCare Tech ZENKOUKAI Labは、厚生労働省が主導する「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」において、介護ロボットの評価・効果検証を実施するリビングラボに選定され、開発実証のアドバイザリーボード兼先行実証フィールドを務めるほか、政策的課題解決に向けた提言を実施することとなりました。8月3日より活動を開始いたします。
 また、それに伴い、Care Tech ZENKOUKAI Labのホームページを開設いたしました。

ホームページ: https://caretechlab.sfri.jp

【背景】
 日本の高齢化は、世界に例を見ない速度で進行しており、介護人材の不足が大きな課題となっています。介護分野の人材を確保する一方で、限られたマンパワーを有効に活用する解決策の一つとして、高齢者の自立支援を促進し、質の高い介護を実現するための介護ロボット・センサーなどの活用が期待されています。今後さらに介護ロボットの活用を推進するためには、介護現場のニーズを踏まえた介護ロボットの開発や介護現場への介護ロボットの周知・体験機会の創出、介護ロボットを活用したケア・業務改善方法の構築など、開発・導入・普及・活用のそれぞれの段階で必要な取り組みを実施していくことが求められています。
 こうした社会的要請がある中で、本事業では、地域における開発から活用までの相談を受け付ける相談窓口を設置し、介護ロボットの製品化にあたっての評価・効果検証を実施するリビングラボ(介護ロボットの開発促進機関)のネットワークを形成するとともに、実証フィールドを整備することにより、介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォームを構築し、介護ロボットの開発から普及までの一連の流れを加速させることを目的としています。

(出典)介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業 事務局ホームページ

【相談窓口・リビングラボの活動開始】
 このたび、本事業において介護ロボットに関する介護現場・開発企業双方からの相談の受付などを行う相談窓口、介護ロボットの製品評価・効果検証等を担うリビングラボの活動を8月3日から開始する運びとなりました。相談窓口・リビングラボの概要は以下のとおりです。

■相談窓口は、各地域において、介護ロボットに関する介護現場(ニーズ)と開発企業(シーズ)双方からの相談の受付などを行う一元的な窓口です。介護ロボットに関する介護現場・開発企業からの各種相談対応、介護ロボットの試用貸出・体験展示、研修会の開催、介護ロボットのニーズ・シーズ連携協調協議会(※)の設置・運営を行います。現在、本事業における相談窓口は、全国で11箇所に設置されています。
※介護現場のニーズを反映した介護ロボット開発の提案内容を取りまとめる協議会。介護現場の課題(ニーズ)と課題解決のための技術(シーズ)のマッチングに向けて、介護関係者と開発関係者が協議し、実際にモックアップの作成まで行う。

■リビングラボは、実際の生活空間を再現し、新しい技術やサービスの開発を行うなど、介護現場のニーズを踏まえた介護ロボットの開発を促進するための機関です。介護ロボットの製品評価・効果検証やこれに係る助言といった開発企業への支援、介護サービスの質の向上・効率的なサービス提供に向けた事業企画などを行います。現在、本事業におけるリビングラボは、当ラボを含めて全国で6箇所です。これらのリビングラボは本事業を通じてネットワークを構築し、それぞれの強みを生かしながら開発企業の支援を行います。リビングラボネットワークは相談窓口と連携して、開発企業への支援を行います

 当ラボでは、これまでも数多くの企業や研究機関との共同研究や実証実験を行ってまいりましたが、福祉介護の業界でますます深刻化する人材不足の状況下において、その取り組みを広く業界に携わる皆様へ紹介し、ひいては介護業界全体にお役立ていただければと考え、当ラボにてご支援、ご助力させていただくことが可能な事柄をホームページに掲載いたしております。

社会福祉法人善光会 サンタフェ総合研究所 広報担当
TEL:03-5464-8841 E-mail : info@zenkoukai.jp

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