2020 04.02
お知らせ
記録・申送り業務を75%削減!介護記録アプリ「SCOP Home」のサービス提供開始
記録・申送り業務を75%削減!介護記録アプリ「SCOP Home」のサービス提供開始
~現場職員とともに、最も使いやすく最も安くを目指して開発~
この度、社会福祉法人善光会(住所:東京都大田区東糀谷6-4-17 TEL:03-5735-8080 理事長:梅田茂 以下、善光会)サンタフェ総合研究所は、iPad向け介護記録アプリ「SCOP Home」のサービス提供を開始いたしました。
「SCOP Home」は、最も使いやすく最も安くを目指して現役介護士とともに開発された介護記録アプリです。善光会で導入実証を行った際には、記録・申送り業務が約75%削減されました。
〈背景〉
介護業界における人材不足の深刻さが増していく中で、様々な世代が混在する介護施設職員らの負担を軽減するために、誰でも簡単に記入、閲覧、情報共有ができるような介護記録システムが求められるようになっています。
サンタフェ総合研究所では、AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)の平成30年度「ロボット介護機器開発・標準化事業(開発補助事業)」における採択課題として、介護施設職員の業務負担軽減とサービス品質向上を目的に3か年計画で介護福祉事業者向け情報管理システム『スマート介護プラットフォーム”Smart Care Operating Platform”(略称「SCOP」、以下SCOP)』の開発を進めてまいりました。
この度、SCOPを構成するアプリケーションの一つとしてリリース中の複数の介護ロボットのインターフェースを統合した「SCOP Now」に続いて、それらをタブレット端末で見やすく管理・記録するアプリケーションとして「SCOP Home」を開発しました。「SCOP Home」は、厚生労働省が2021年度改正で予定しているアウトカム評価フレームに対応し、施設管理者様の業務負担軽減も図ります。
◆「SCOP Home」で解決可能な介護現場の課題
・誰でもすぐに簡単に使いこなすことをめざした画面設計
普段スマートフォンを使用していない介護施設職員でも、研修なしで直感的に使いこなすことができます。また、現場職員の業務の流れに沿った記録ができるよう、同時に必要情報を入力・確認可能な画面設計を実現しました。
・重要情報が一目でわかり、リアルタイムで情報共有ができる
施設利用者の状況に異常があれば赤く表示され、それに関連する申し送りがすぐに確認できます。申し送り等の連絡が記入と同時にタブレット端末上で他の職員に共有されるため、これまで持ち場を離れて情報伝達していた時間が削減でき、職員負担軽減と施設利用者の安全性向上を実現します。
・ 介護記録の二重記入や抜け漏れを防止する
「SCOP Home」を導入することで、これまでの転記作業がなくなり、手元のiPad上で一度記録入力をするだけでパソコン上でも記録が自動的に表示されます。また、未入力の箇所が一目でわかるため、記録の抜け漏れを防ぐことができます。施設内のペーパーレス化にもつながります。
・ 導入しやすい価格設定
施設規模にかかわらずリーズナブルにご利用いただくために社会福祉法人だからこそ実現可能な低価格でサービス提供をいたします。
◆今後の取り組み
サンタフェ総合研究所は、介護にかかわるステークホルダーがそれぞれにとって必要な情報を適切、かつ簡単にアクセス可能なプラットフォームの形成を目指しており、業界全体を通じて介護現場のオペレーション効率化・サービスの品質向上に繋がるサービス提供をしてまいります。
社会福祉法人善光会 サンタフェ総合研究所について
善光会では、平成25年に「介護業務負荷の軽減」、「介護サービスのアウトカムの創出」を目指した『介護ロボット研究室』を設置し、メーカー企業や関係省庁と連携しながら介護ロボットの自社開発・共同開発・実証研究に取り組んでまいりました。そして、高齢化や技術発展等の経営環境が著しく変化する状況下、前述のような様々な先進的な取り組みを行ってきた知見を集約して、福祉業界の関係者の皆様に効果的に活用していただくために、平成29年10月に『サンタフェ総合研究所』を法人内に設立し各関係者の皆様へ向けた経営支援を実施しております。
社会福祉法人善光会 サンタフェ総合研究所 広報担当
TEL:03-5464-8841 E-mail : info@zenkoukai.jp